お客様からのメールはとても色々な新しい発見や、綺麗な表現を
教えて頂けるので一番ありがたい事です。
先日、頂いたメールの中に素敵な表現がありました。
”ガラスの器は自然光にせよ、蝋燭の光にせよ光が当たって隠された品格が
表れる気がします。 これが日本の芸術における幽玄ではないかと思っています。”
写真を撮る時には、とりあえず光が最も重要な事で、その中でもガラスは
もっともそれが、顕著に現われます。まさにこの言葉の通りに、、、
これは、店内のほどほどの照明の所に置いた時のごくノーマルな写真です
これは上から強い光を当てたときの写真。一見、深い赤の綺麗なVASEですが
実はこれはとても凝った造りで、ガラスにヴァセリン(黄色)が被せてあります。
確かに、安物のグラスは上手く撮ろうとライティングの試行錯誤しても
よけい安っぽく見えたりしますが、美意識を持った職人によっって作られた
良いグラスは、ライティング毎に違う姿を現し、魅入られてしまいます。