バーテンダーは眠らない 西田稔のバーテンダー流儀が、14日開催されました。
西田マスターの歴史、バーテンダーという仕事に対する思想や今後の目標を
ジントニック、新しいカクテルの二種類を作りながら、お話しくださいました。
マスターのお話を聞いていると、お酒のお話だけでなく、経営者としての
スピリッツなどにも痺れてしまいます。(笑)マスターは私と同じB型だから、
もしも私が何かで出血多量になったら、是非血を分けて頂きたいです。
仕事が出来る人は所作が美しいです。流れるような動きに見とれます。
この動作はやはり経験の積み重ねによる何ものでも無いでしょうね。
マスターはこの二十年程、寝る間もなくバーテンダーと言う仕事に夢中で
いらしたと思います。お話を聞いていると、今後、また新しい夢を見はじめられる
予感が、、、嬉しいような悲しいような。
マスターの最初のお店、K6は今や、京都のバーテンダー志願者の京大と呼ばれて
いますが、ここで、このジントニックを美味しく作れる様になる事が最初の関門です。
テクニカル的な事だけでなく、あらゆる要素を完璧に理解し、自分なりに解釈し
回数を重ねないと作れないんだろうなと解説を聞いて思いました。
全ての事柄に意味があるんですよね。
カクテルを作る際の全ての要素がこのマスターのジントニックには感じられます。
いわゆる、道 TAO のようなものを、、、
そして、新作カクテルをとのリクエストに、マスターは50人全てに自分の手によって
限られた時間の中で出せるという事を主体にお考えになったようで。
レモンチェロの上にゆっくりとトマトジュースを注ぎ、その上にブラックペッパーを
振り、今はこれの季節ですよね〜サクランボを乗せます。飲む時は混ざる様に
角度を調整したりして飲みましょう。
と、この一時間半で、皆は何を感じ、どのように思ったでしょう。
私は、いつも向こう側には絶えず笑顔があるようなそんな素敵な仕事を
するには何が大切かを教えてもらった気がしました。ありがとうございました。
(注)この写真のカクテルはマスターが作られたカクテルです。
現場で写真撮らせて頂きました。