バカラの割合古いモデル1870~90年代に作られた花柄とドットが
グラヴィールで施されたクラシカルでエレガントなグラス。

1839年以降、バカラではこのグラヴィールが飛躍的に進歩しました。この技法は
厚みの異なる小さな銅製の円盤を高速で回転させ彫刻する、もっとも難度の
高い技術。研磨の際には円盤の刃に研磨剤と松脂の混合液を絶えず塗り、
その後、鉛の鉛の円盤で研磨して仕上げるのです。

この技術を持っている工人は最も優れたマイスターとされた。高度の技巧と芸術的な
センスの両方を必要とする技術でグラヴィールの作品は非常に高価なものでした。
(現存する数も少ないです。)
と、後にもう少し安価に複雑なデザインでも創れる様にとアシッドグラヴィールが
発案されるのです。このグラヴィールはちょっと失敗したらもうダメなので
本当に腕の良い職人でしか創り得ない技術のものです。
なのに、結構リーズナブルですが、これは良い仕入れだったからです。
価値的にはやはりグラヴィールが最高です。
このサイズLは最後の一つなんですけど、底が平らでないので(この時代のものは
形がとても適当なのが多いのです。)安くしました。多少、左右にカタカタします。
まあ、現代のグラスには無い曖昧さが甘くて揺れて良い感じなんですけどね。
あと、ステムが僅かに綺麗なカーブを描いていて綺麗です。
一度、手にしたらそのフィット感に手放せなくなるグラスです。
詳細は
こちらから。