一見して、ロブマイヤーと判るロブマイヤーのピッチャーです。
重そうに見えますが、ロブマイヤーのガラスは鉛の入ってない”カリ・クリスタル”
と呼ばれるガラスを使っているので軽いのです。

ロココ調のエナメルも絵画のように奇麗です。このエナメル彩は発色を良く
するために、先に白いエナメルを塗り、その上に色を乗せていきます。

なんでも、現代の塗料では、落ち着きのあるこのような色彩が出ないため
現在はエナメルの制作をほぼ作っていないそうです。
なので、コンディションの良いエナメル彩ものはとても貴重です。
時代は1880~1890年代です。この時期のガラスは本当に復刻不可能な
素晴らしいものが多いです。