今回買い付けたラリックシリーズもこれで最後。
これも何回も買ってますが、やはり良いですね〜ランピオンです。
LAMPILLONはフランスにある都市の名前。
ランピオン、ランピヨン言い難いので、私はランピョンって言って
しまいますが、まあ、通じます。スペルは決してpyonでなく
pillonなんですけど。
二十数年前、一番良く扱ったラリックの花瓶はセイロン。
(二匹のインコが仲良く寄り添ってるモデル。)
何故か、鳥をモチーフにしたモデル人気でした。
もちろん、バブル期なので、裸婦が一番人気でしたけど。
で、この頃皆、大きい物が好きだったのですが、陰のベストセラー
小さくて可愛らしいランピオン。
ラリックのモデルは良く、パチネと言われるアラビアゴムを主体とした液に
顔料を溶かしたもので、青、緑、茶色等の色があって、メインで着色するためでなく
レリーフを引き立たせるためにレリーフの間に付けられた塗料なんですけど。。。
あ、判りやすい写真があった。大昔にあった金魚フォルモーズ。
ガラス地は白い乳白色なんですが、パチネ効果で金魚が際立ってますね。
(かすかに値札が写ってって、おおお、バブル期の価格。)
ああ、横道に逸れてしまいましたが、そう、パチネの事ね。
このランピオンはパチネ無しです。
パチネって難しい所で、完璧に残っていると綺麗なんですが、ハゲかけは
金彩が禿げているのと同じでみすぼらしい。これは綺麗です〜
しかし、このデザインは素晴しい。誰がこんな菱形の突起の合間に
草花模様を、、、しかも妙にマッチしています。
もう、今更、セイロンとか見ても全く欲しいと思わないんだけど
(あくまで個人的な趣味ですみません。)
ランピオンは、今後も何かタイミングがあったらずっと買ってしまう
花瓶です。あ、そうそう、記憶力が悪過ぎてまた、ちゃんとしたことは
後程聞き直しますが、ロンドンの人はランピオンが異常に好き(もしか
したら私の記憶違いで嫌い?)らしいです。
ここまで、国によって顕著なモデルは珍しいって、先日パリの業者さんに
聞きました。また電話して聞いておきますね。
なんか、面白い話だったんだけど、、、忘れた。
あ、サインはレリーフのこれ。
あ、撮り忘れてたので、即席撮りでボケちゃってますが、
ちゃんとオパルセント綺麗です〜コンディション良いです。
高さ12.8cm 口径10.8cm 1927~1947年